Tagさんの株式投資記録

30代のサラリーマン/埼玉県在住/趣味はハイキングと献血。2023年:+25.2%

2024/4/1~4/5

こんにちは、Tagです。

 

今週から4月に入りました。年度の始まりが月曜日スタートとキリの良いカレンダーでしたが、相場は波乱続きでした。

機関投資家の期初の利益確定売りに始まり、水曜日に謎上げしたかと思えば再び崩れています。またその間にFRB高官から利下げに慎重な見方がなされ米10年債金利は4.4%を超えました。市場は年3回の利下げを織り込んでいただけに足元をすくわれた格好です。また中東情勢も緊張が高まってきているので、これも市場にとってはネガティブな要因になったと思われます。

日経平均は4万円を割り込みましたが、長年の高値だった38,915円は終値でなんとか上回っている状態です。来週以降この水準を明確に割り込むようだと、心理的にかなり弱気に傾きそうです。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 38,992.08 -3.41 +16.52
日経平均(ドル建て) 257.19 -3.56 +8.64
TOPIX 2,702.62 -2.38 +14.21
グロース250 691.04 -7.42 -2.18

日経平均は前週比-3.41%、TOPIXは前週比-2.38%と下落しました。日経平均は4万円どころか39,000をも割り込んでいます。次の心理的節目は過去の最高値38,915円でしょうか。

グロース250指数は前週比-7.42%で年初来もマイナス圏に沈みました。これまでも全然上がっていないのに相場が下がるときは率先して下がる、いいとこなしの成績となっています。しかしながら今週の相場の下落要因が米金利や中東情勢であれば、内需主体のグロース銘柄がここまで下げる理屈が無いように思われるのですが…。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,276,869 -1.66 +11.07
  現金 273,351 -2.42 +9.47
株式 3,111,300
信用評価損益 -1,037
投資信託 1,810,482 -0.28 +14.24

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比-1.66%と、先週の上昇分を丸々消す下落幅でした。

内訳としては現金+現物株+信用取引の下落幅が-2.42%とTOPIX同等、投資信託が-0.28%となっています。投資信託は集計の都合上1日遅れの評価額となるので、実質的には-1%台前半位になると思われます。

今週は相場全体が下落基調のため、下に指値をおいていた銘柄のいくつかが約定しました。いずれもネットキャッシュ銘柄なので下値はある程度堅いと考えていますが、レバレッジが徐々に高まっているので注意が必要です。

 

売買

■買い

日本BS放送(9414)

→買い増し

→4/4の引け後に決算を発表し、上期経常は-16%で着地しました。通期予想に対する進捗率も48.7%とやや低い水準ですが、1Q時点では19.8%だったことを踏まえると2Q単独は健闘したと見ています。

kabutan.jp

キャッシュ・フローもプラスで、B/Sの現金残高も増えているので、割安性に対する見方は変わらず、翌日寄付きで下がったところを拾いました。

 

日本ファルコム(3723)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金91.4億円を保有しています。一方で負債合計は2.5億円であり、4/5の終値(1,247円)ベースの時価総額128億円に対して約69.4%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は97.5%と非常に高い水準であり、なおかつ前期よりも上昇しています。

→業績面ではここ数年間の当期利益が8~10億円付近で推移しています。10年間でみても赤字の年はありません。「軌跡シリーズ」や「イースシリーズ」など一定規模のファンを持つコンテンツも抱えており、今後も安定的に業績が推移すると期待できます。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは0.8%です。ここ3年間は特別配当で10円上乗せしているものの、これを加味しても利回り1.6%なのでやや物足りない水準です。潤沢な現金があるので株主還元に回す余力は大いにあります。後は経営陣の方針次第です。

→株主構成に関しては、大株主に五味大輔氏が名を連ねています。五味氏は10年以上前から保有しているため、当時よりは割安性が落ちているかもしれません。しかしながら上記の検討の通りまだ水準訂正の余地はあると考えています。

 

シイエム・シイ(2185)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金129億円、有価証券2.8億円を保有しています。一方で負債合計は50.2億円であり、4/5の終値(1,269円)ベースの時価総額182億円に対して約44.5%のネットキャッシュがある状態です。

→業績面ではここ数年間売上高は横ばい傾向であるものの、増益傾向(当期利益は5年平均5.9%、10年平均12.9%伸長)です。今期もわずか(2%)ながら増益予想となっています。FCFもプラスを継続しており、年々キャッシュが積み上がっている状態です。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは3.47%です。ここ数年間は増配傾向であり、今期の配当予想ベースでも配当性向30%程度なので、無理のない水準です。また不定期ながら自社株買いも実施しており、プラス要因になります。

→株主構成に関しては、大株主に光通信が名を連ねています。4/4に大量保有報告書(保有割合の増加)も出たため、長期保有に適した銘柄として安心感が広がると考えます。

 

知多鋼業(5993)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金101億円、投資有価証券56億円を保有しています。一方で負債合計は58.3億円であり、4/5の終値(989円)ベースの時価総額95.2億円に対して約104.2%、すなわち時価総額以上のネットキャッシュがある状態です。

→業績面ではここ数年間約10~15の純利益で推移しています。長期的に見ても2011年以降は黒字を継続しています。FCFも2009年以降プラスを継続しており、年々キャッシュが積み上がっている状態です。今期の業績予想は最高益に近い水準となっており、控えめな予想を出すこの会社にとってはかなり強気です。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは1.82%です。ここ数年間は増配傾向であり、配当性向10%強なので、今後の増配余地も大いにあります。

→株主構成に関しては、事業会社や銀行が大株主に名を連ねています。市場の潮流として最近は政策保有株に対して厳しい目が向けられており、これを解消しようとする動きも各所で見られます。豊富なキャッシュを元手に大株主からの自社株買いに応じ、これを償却するような動きがあれば、EPSやBPSの向上につながるだけでなく、ガバナンスにもプラスに働くと考えられます。

 

■売り

なし