Tagさんの株式投資記録

30代のサラリーマン/埼玉県在住/趣味はハイキングと献血。2023年:+25.2%

2024/4/15~19

こんにちは、Tagです。

 

今週は相場が大きく荒れた週でした。ここ数ヶ月の上昇相場の中でやや大きめの調整が入ることもありましたが、そのときは特定の銘柄やセクターだけが値を落とすイメージでした。今週は相場全体から資金が抜けているような、非常に不気味な値動きであると感じています。

X(旧Twitter)の凄腕たちもポジションを調整した旨のポストをしている人がちらほらおり、警戒感の高さをうかがわせます。

そんな中でもバリュー投資家の中にはバーゲンセールを虎視眈々と狙う向きもありました。私も見習いたい心構えです。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 37,068.35 -6.21 +10.77
日経平均(ドル建て) 239.71 -7.04 +1.26
TOPIX 2,626.32 -4.83 +10.98
グロース250 638.74 -7.07 -9.58

日経平均は前週比-6.21%、TOPIXは前週比-4.83%と大きく下落しました。また東証プライム市場の騰落レシオも急激に悪化しています。これまでの調整とは違い、一気にリスクオフに傾いたような様子です。

https://nikkei225jp.com/data/touraku.php

グロース250指数は前週比-7.07%と4週連続の下落です。年初来-10%が目前に迫っており、信じられないほどに一人負けです。中東情勢や半導体(そもそも恩恵を受けていない)とは縁が薄い市場であるにもかかわらず率先して売られてますね、日経やTOPIXが買われるときは無風なのに…。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,159,462 -2.52 +8.6
  現金 289,962 -2.83 +6.93
株式 3,083,900
信用評価損益 -70,584
投資信託 1,810,482 -1.97 +11.91

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比-2.25%下落しました。今年に入ってからは最大の下落率です。週の前半で数銘柄を信用買いしたため、以前よりも評価額の振れが大きくなっています。それでもTOPIX比で浅い傷にとどまったのは幸運でした。

また、今週は保有銘柄のうセレコーポレーション(5078)が中期経営計画(ビジョン2030:https://pdf.irpocket.com/C5078/Wgeh/r5Iw/KVKB.pdf)を発表しました。

 

 

ビジョン2030によると、2030年までに売上高400億円、営業利益40億円を目指すそうです。先日発表された2024年2月期の決算を下に計算すると、売上高は9.5%、営業利益は23.8%のCAGRを達成することが必要になります。また、営業利益10%という目標もかなり挑戦的だと感じました。24.2期決算では売上に対する売上原価の割合は82.8%、販管費は10%、その結果として営業利益7.1%となっています。人財投資として平均年収900万円を目安とする目標に対し、現在は702万円(会社四季報より)です。商品の粗利改善と、社員の生産性改善が強く求められます。

上記のように、会社発表の成長ストーリーはやや背伸びしている印象を受けますが、一方で2024年2月期の決算資料と2/19時点の株価から計算したネットキャッシュ/時価総額比率は96%となっています。事業に対する評価がほぼゼロという現状は明らかに割安であるという見方は変わりません。

 

売買

■買い

ソノコム(7902)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金40.0億円、有価証券3.2億円、投資有価証券19.4億円を保有しています。一方で負債合計は43.3億円であり、4/5の終値(866円)ベースの時価総額43.3億円に対して約111%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は91.9%と非常に高い水準です。

→業績面では2014年3月期に最終赤字を計上して以来、当期利益は1.1~3.3億円の黒字で推移しています。キャッシュフローはマイナスの年もありますが、FCFが大きくマイナスになることはなく、現金も緩やかに積み上がっています。

→株主還元に関しては、4/19終値ベースの予想配当利回りは1.39%でやや低めです。ここ10年間では3回の増配、1回の減配となっています。しかしながら減配となった前期は自社株買いを実施しており、株主を軽視している訳ではないスタンスが伺え評価できます。

→上記のように財務は鉄板ですので、着実な増配の恩恵を受けながら水準訂正を待つスタンスで長期保有する考えです

 

遠藤製作所(7841)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金89.4億円、有価証券1.0億円、投資有価証券9.2億円を保有しています。一方で負債合計は40.5億円であり、4/5の終値(1,069円)ベースの時価総額43.3億円に対して約55.6%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は91.9%と非常に高い水準です。

→業績やや不安定な印象で、直近10期では3期(15.3/16.3/20.12期)で最終赤字を計上しています。しかしながら、14.3期、および20.12期をアンカーとして業績のベースラインが一段ずつ上がっているようにも見えます。何よりも営業CFが18期連続プラスなのは特筆に値すると思います。FCFがマイナスになる年もありますが、現金は着実に積み上がっています。

→株主還元に関しては、4/19終値ベースの予想配当利回りは1.87%であまり高くはありません。ここ10期では5回の増配、1回の減配となっています。おおむね業績と連動した配当額の設定となっているようですが、赤字の年でも配当を出すなど安定配当に配慮しています。

→大株主には清原達郎さんが名を連ねており、その効果もあってか(?)3月頃から株価は上昇基調にあります。市場参加者の注目度が高まったとすれば、このままPBR1倍(現在は0.47倍)まで水準を切り上げてほしいですね。

 

日本ファルコム(3723)

→買い増し

 

■売り

なし

2024/4/8~4/12

こんにちは、Tagです。

 

久しぶりに筋トレをしたら筋肉痛が辛いです。最近はデスクワークが多く体を使う場面が少ないと認識していましたが、予想外の衰えに驚いています。

さて、今週はKabuberryの黒岩さんの講演会をYouTubeで視聴しました。かなり示唆に富んだ内容で、何度も見返したいと思います。

www.youtube.com

例えば、倒産のリスクを判断するためにキャッシュフロー計算書を利用したことや、1次情報を効果的に確認することなど、銘柄やそれを取り巻く業界に対する黒岩さんの調査範囲の広さ・深さを垣間見ることができました。

私も黒岩さんと同じ兼業投資家でありながら、ここまで深い調査ができているわけではないので恥じ入るばかりです。

ひとつ意外だったのは、ここまで調査を深めて個別株投資に挑む割には、目標利回りが4%と控えめな点です。株式指数連動型の投資信託や高利回りのREITでも同程度の利回りは期待できそうなだけに、あえて個別株に挑むモチベーションが気になりました。

出典:2024年4月13日 KabuBerry講演会

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 39,523.55 +1.36 +18.11
日経平均(ドル建て) 257.86 +0.26 +8.93
TOPIX 2,759.64 +2.11 +16.62
グロース250 687.37 -0.53 -2.70

日経平均は前週比+1.36%、TOPIXは前週比+2.11%と上昇しました。先週の下げ幅から見ればまだまだ回復途上といったところでしょうか。また円安が一段と進行したためドル建ての日経平均株価は小幅上昇に留まりました。

グロース250指数は前週比-053%と3週連続の下落です。先週は-7%を超える急落だったにも関わらず目立った反発もありませんでした。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,293,037 +0.31 +11.41
  現金 289,962 +0.47 +9.98
株式 3,135,900
信用評価損益 -26,307
投資信託 1,810,482 +0.01 +14.25

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比+0.31%上昇しました。しかしながら先週の下落を取り戻すには至らず、指数に対しても劣後しています。

また、今週は保有銘柄のうち富士精工(6142)、セレコーポレーション(5078)の決算発表が行われました。

 

富士精工は増益予想に対して一転減益で最終着地、また来期は赤字予想と非常に厳しい内容でした。

業績悪化の要因は中国での需要減が大きく響いたとされます。確かに、近年は日産や三菱自動車に代表されるように中国でのガソリン車の生産を縮小・撤退する動きがあり、工具の需要も減少したと考えられます。一方で、米欧ではBEV一辺倒からHVやPHEVを見直す動きもあり、中期的にはプラス材料になりそうです。また長期的にはロボットや自動化の関連産業に対してどの程度食い込んでいけるかが鍵になりそうです。

また、資産のうち現預金は増加しており負債は減少しています。来期の赤字を加味しても資産バリューである状況には変わりないと考えます。また配当予想も据え置きである点は安心材料です。引き続き保有を続けたいと思います。

 

セレコーポレーションは富士精工と対象的に、減益予想から一転して増益で着地し、更に来期も増益予想を出してきました。また、前期配当を80円→105円に増額し、今期もこの水準を継続する予想としました。

前期はマイナスだったキャッシュフローもプラスに転じ、B/Sの現預金は着実に増加しています。負債が若干増えていますが、現預金の増加に比べれば少ないです。

今後の業績にあたっては、資材価格の高騰と日銀の利上げが逆風になると思われます。しかしながら、キャッシュが豊富で借り入れに頼る必要が無い点はプラスです。また、日銀の利上げペースは緩やかであると予測されていますので、アパートオーナーの投資意欲が急激に減退する可能性も(今のところは)少ないと考えています。

決算発表後のPTSがあまりにも無風すぎるのが不気味ですが、以上の考えから保有継続したいと思います。

 

 

売買

■買い

丸八ホールディングス(3504)

カナレ電気(5819)

→買い増し

 

■売り

なし

2024/4/1~4/5

こんにちは、Tagです。

 

今週から4月に入りました。年度の始まりが月曜日スタートとキリの良いカレンダーでしたが、相場は波乱続きでした。

機関投資家の期初の利益確定売りに始まり、水曜日に謎上げしたかと思えば再び崩れています。またその間にFRB高官から利下げに慎重な見方がなされ米10年債金利は4.4%を超えました。市場は年3回の利下げを織り込んでいただけに足元をすくわれた格好です。また中東情勢も緊張が高まってきているので、これも市場にとってはネガティブな要因になったと思われます。

日経平均は4万円を割り込みましたが、長年の高値だった38,915円は終値でなんとか上回っている状態です。来週以降この水準を明確に割り込むようだと、心理的にかなり弱気に傾きそうです。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 38,992.08 -3.41 +16.52
日経平均(ドル建て) 257.19 -3.56 +8.64
TOPIX 2,702.62 -2.38 +14.21
グロース250 691.04 -7.42 -2.18

日経平均は前週比-3.41%、TOPIXは前週比-2.38%と下落しました。日経平均は4万円どころか39,000をも割り込んでいます。次の心理的節目は過去の最高値38,915円でしょうか。

グロース250指数は前週比-7.42%で年初来もマイナス圏に沈みました。これまでも全然上がっていないのに相場が下がるときは率先して下がる、いいとこなしの成績となっています。しかしながら今週の相場の下落要因が米金利や中東情勢であれば、内需主体のグロース銘柄がここまで下げる理屈が無いように思われるのですが…。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,276,869 -1.66 +11.07
  現金 273,351 -2.42 +9.47
株式 3,111,300
信用評価損益 -1,037
投資信託 1,810,482 -0.28 +14.24

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比-1.66%と、先週の上昇分を丸々消す下落幅でした。

内訳としては現金+現物株+信用取引の下落幅が-2.42%とTOPIX同等、投資信託が-0.28%となっています。投資信託は集計の都合上1日遅れの評価額となるので、実質的には-1%台前半位になると思われます。

今週は相場全体が下落基調のため、下に指値をおいていた銘柄のいくつかが約定しました。いずれもネットキャッシュ銘柄なので下値はある程度堅いと考えていますが、レバレッジが徐々に高まっているので注意が必要です。

 

売買

■買い

日本BS放送(9414)

→買い増し

→4/4の引け後に決算を発表し、上期経常は-16%で着地しました。通期予想に対する進捗率も48.7%とやや低い水準ですが、1Q時点では19.8%だったことを踏まえると2Q単独は健闘したと見ています。

kabutan.jp

キャッシュ・フローもプラスで、B/Sの現金残高も増えているので、割安性に対する見方は変わらず、翌日寄付きで下がったところを拾いました。

 

日本ファルコム(3723)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金91.4億円を保有しています。一方で負債合計は2.5億円であり、4/5の終値(1,247円)ベースの時価総額128億円に対して約69.4%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は97.5%と非常に高い水準であり、なおかつ前期よりも上昇しています。

→業績面ではここ数年間の当期利益が8~10億円付近で推移しています。10年間でみても赤字の年はありません。「軌跡シリーズ」や「イースシリーズ」など一定規模のファンを持つコンテンツも抱えており、今後も安定的に業績が推移すると期待できます。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは0.8%です。ここ3年間は特別配当で10円上乗せしているものの、これを加味しても利回り1.6%なのでやや物足りない水準です。潤沢な現金があるので株主還元に回す余力は大いにあります。後は経営陣の方針次第です。

→株主構成に関しては、大株主に五味大輔氏が名を連ねています。五味氏は10年以上前から保有しているため、当時よりは割安性が落ちているかもしれません。しかしながら上記の検討の通りまだ水準訂正の余地はあると考えています。

 

シイエム・シイ(2185)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金129億円、有価証券2.8億円を保有しています。一方で負債合計は50.2億円であり、4/5の終値(1,269円)ベースの時価総額182億円に対して約44.5%のネットキャッシュがある状態です。

→業績面ではここ数年間売上高は横ばい傾向であるものの、増益傾向(当期利益は5年平均5.9%、10年平均12.9%伸長)です。今期もわずか(2%)ながら増益予想となっています。FCFもプラスを継続しており、年々キャッシュが積み上がっている状態です。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは3.47%です。ここ数年間は増配傾向であり、今期の配当予想ベースでも配当性向30%程度なので、無理のない水準です。また不定期ながら自社株買いも実施しており、プラス要因になります。

→株主構成に関しては、大株主に光通信が名を連ねています。4/4に大量保有報告書(保有割合の増加)も出たため、長期保有に適した銘柄として安心感が広がると考えます。

 

知多鋼業(5993)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金101億円、投資有価証券56億円を保有しています。一方で負債合計は58.3億円であり、4/5の終値(989円)ベースの時価総額95.2億円に対して約104.2%、すなわち時価総額以上のネットキャッシュがある状態です。

→業績面ではここ数年間約10~15の純利益で推移しています。長期的に見ても2011年以降は黒字を継続しています。FCFも2009年以降プラスを継続しており、年々キャッシュが積み上がっている状態です。今期の業績予想は最高益に近い水準となっており、控えめな予想を出すこの会社にとってはかなり強気です。

→株主還元に関しては、4/5終値ベースの予想配当利回りは1.82%です。ここ数年間は増配傾向であり、配当性向10%強なので、今後の増配余地も大いにあります。

→株主構成に関しては、事業会社や銀行が大株主に名を連ねています。市場の潮流として最近は政策保有株に対して厳しい目が向けられており、これを解消しようとする動きも各所で見られます。豊富なキャッシュを元手に大株主からの自社株買いに応じ、これを償却するような動きがあれば、EPSやBPSの向上につながるだけでなく、ガバナンスにもプラスに働くと考えられます。

 

■売り

なし

2024年3月

こんにちは、Tagです。

 

いつの間にか3月が終わっていました。今年も四半期が過ぎたと思うと早いですね。

3月は日銀のマイナス金利解除など大きな変化もありましたが、基本的にはアメリカ経済が強く、当面は高金利が継続すると見て円安株高トレンドが継続したように見受けられます。

www.smd-am.co.jp

体感としては年始のハイテク銘柄主導による指数高から、中小型株にも徐々に資金が入ってきているように感じていますので、4月以降もその傾向が継続してほしいと思います。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前月比(%) 年初来(%)
日経平均 40,369.44 +3.07 +20.63
日経平均(ドル建て) 266.68 +2.07 +12.65
TOPIX 2,768.62 +3.47 +17.00
グロース250 746.45 -3.36 +5.67

日経平均は前月比+3.07%で終値で4万円台を超え、年初来の上昇率は20%を超えました。

TOPIXは前月比+3.47%と日経平均の上昇率を上回っています。投資資金が幅広い銘柄に浸透してきたことの現れでしょうか。

対してグロース250指数は前月比-3.36%と一人負けの状態です。日本も今後金利上昇時代を迎えることへの警戒感や、時価総額知名度の低さから海外投資家・新NISAで流入した個人投資家の投資対象に入りづらいことが理由として考えられます。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前月比(%) 年初来(%)
総額 5,366,066 +2.50 +13.76
  現金 468,351 +1.97 +13.28
株式 2,997,800
信用評価損益 1,414
投資信託 1,810,482 +3.48 +14.56

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式を合算して評価しています。

My PFは前月比プラスで終えましたが、ベンチマークとするTOPIXに対しては劣後しています。

今月は保有銘柄を小型バリュー株に寄せてきたこともあり、値動きが指数に比べてマイルドになってきました。大きく負ける可能性が減った一方、指数が上がり続けるような強気相場では置いてけぼりを食らう事になり、なかなか歯がゆい思いです。

2024/3/25~29

こんにちは、Tagです。

 

今週はドル円が152円に接近しましたが、口先介入の影響もあり週末には151円台前半で落ち着きました。また、日本株は先週急上昇した反動、あるいはこれまでの円安基調がスローダウンした影響から、調整の週になりました。

来週からは4月、2024年も2Qに突入です。また2月期決算企業の本決算が本格化し、私の持ち株の中では4/4に日本BS放送、4/12にセレコーポレーション、4/未定に富士精工の決算発表が予定されています。いずれもネットキャッシュ比率が高く、よほどの悪材料が出ない限りは暴落はないと思いますが、セレコーポレーションに関しては最近上げ足を強めているので、やや期待値が高まっている状態かもしれません。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 40,369.44 -1.27 +20.63
日経平均(ドル建て) 266.68 -1.18 +12.65
TOPIX 2,768.62 -1.59 +17.00
グロース250 746.45 -1.16 +5.67

日経平均は前週比-1.27%、TOPIXは前週比-1.59%と下落しました。先週の上昇幅が+5%を超えたのに比べれば調整の範囲内と言えるでしょう。

グロース250指数も前週比-1.16%と下落しましたが、日経平均TOPIXの下落率よりも小幅にとどまっており、中小型株のダメージが比較的小さかったと思われます。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,366,066 +1.66 +12.95
  現金 468,351 +2.21 +12.13
株式 2,997,800
信用評価損益 1,414
投資信託 1,810,482 +0.65 +14.56

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比+1.66%と、2集連続上昇しました。指数が下落したのに対してPFは上昇したことで、年初来の上昇率はTOPIX:17.00%、PF:12.95%と約4%差にまで接近しました。

体感としては大型株一強から徐々に中小型株にも資金が回ってきているような…ということで来週以降も好調を保ってくれればと思います。

 

売買

■買い

日本BS放送(9414)

富士精工(6142)

オーエムツーネットワーク(7614)

→買い増し

 

アイフィスジャパン(7833)

→2023年11月30日時点のB/Sによると、この会社は現預金50.9億円、投資有価証券0.02億円を保有しています。一方で負債合計は7.7億円であり、3/22の終値(635円)ベースの時価総額65億円に対して約78%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は87.5%と非常に高い水準です。

→業績面ではここ数年間の当期利益が5億円付近で横ばいで推移しています。10年間でみても赤字の年はありません。なおかつ新NISAがスタートして個人の投資意欲が高まる中、投資情報を提供するこの会社にとっては追い風になるのではと推測されます。また、今期は本社移転費用が消えるので、前期よりも見栄えの良い決算が期待でき、短期勢の流入も考えられます。

→株主還元に関しては、ここ数年は増配傾向であり、2/29終値ベースの予想配当利回りは3.07%です。ここ10年間で2回の減配があるものの、基本的には配当金額が右肩上がりの傾向であり、配当利回りも悪くないことから、長期で安心して持てると思われます。。

 

■売り

なし

2024/3/18~22

こんにちは、Tagです。

 

今週は日銀の金融政策決定会合が開かれました。その結果はリーク予想通りで、かつ決定文ではマイナス金利解除後も「当面、緩和的な金融環境が継続する」としたために、市場は円安株高で反応しました。

www.nikkei.com

 

水曜日の休場を挟んで木金も株高は続き、日経平均は最高値水準で引けています。しかしながら騰落レシオは6日が250、25日は130を超えてきたので、短期的には過熱感が高まってきたと思われます。

 

来週には少し調整に入るかもしれませんが、アメリカの高金利も長期化しそうなので円安株高の構図はしばらく変わらないと考えるのが良さそうです。留意点としては為替が152円/ドルに達しようとしているので為替介入の可能性があり、それを受けた神経質な動きが相場のボラティリティを高めると考えます。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 40,888.43 +5.63 +22.19
日経平均(ドル建て) 269.87 +3.92 +14.00
TOPIX 2,813.22 +5.33 +18.88
グロース250 755.22 +4.68 +6.91

日経平均は前週比+5.63%、TOPIXは前週比+5.33%と大きく上昇しました。しかしドル建て日経平均は前週比+3.92%と、円安の影響を受けて円建てよりも上昇率が低くなっています。

グロース250指数も前週比+4.68%と先週の下落を打ち消す上昇を見せました。しばらくは金利が急上昇する局面がないとみて、安心感から買いが入ったと思われます。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,278,523 +1.97 +11.1
  現金 809,351 +1.53 +9.74
株式 2,607,700
信用評価損益 0
投資信託 1,810,482 +2.79 +13.81

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比+1.97%と、3週ぶりの上昇でしたが、指数に対しては半分以下の伸び率でした。

PFの中身がどんとんと小型バリュー株に置き換えられているので、今週のように指数が急変動する場面ではどうしてもついて行けないですね。しかし下落局面にも強いので、兼業投資家のように相場に張り付けない人にとっては安心して保有していられると信じ、長期的に保有したいと思います。

 

売買

今週は会社四季報の発売週であり、PFの入れ替えを実施しました。

■買い

カナレ電気(5819)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金103億円、投資有価証券8億円を保有しています。一方で負債合計は2億円であり、3/22の終値(1,752円)ベースの時価総額123億円に対して約74%のネットキャッシュがある状態です。

→主力製品はケーブル・コネクタ類ですが、プロ向けを得意としており、放送業界などで採用されています。ケーブル・コネクタ類は汎用品と思われがちですが、伝送特性や信頼性など、プロユースで使用するに当たってはより高いスペックが要求されるのでしょう。B/Sには現れないブランド価値があると思われます。

→業績はここ3年間で急上昇していますが、今期は減益予想となっています。長期で見ると7~8年で周期的に推移しており、これから谷に向かうようにも見えます。しかしながら直近2回の業績の谷でも赤字を出しておらず、利益剰余金と現預金が積み増されるトレンドは変わらない可能性が高いです。

 

日本BS放送(9414)

→2023年11月30日時点のB/Sによると、この会社は現預金136億円、投資その他の資産4億円を保有しています。一方で負債合計は20億円であり、3/22の終値(902円)ベースの時価総額161億円に対して約86%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は91%と非常に高い水準です。

→業績面ではここ10年間の当期利益が11.6~18.7億円で推移しており安定しています。主力の広告収入は好不調の波があるものの、近年はアニメ製作委員会にも出資しており、日本のアニメコンテンツが世界的に注目される中、(ど真ん中ではないにしても)一定程度業績に貢献があると思われます。

→また、ここ数年は増配傾向であり、2/22終値ベースの配当利回りは3.3%です。配当性向は30%強であり、溜め込んだキャッシュも豊富であることから、配当の継続性に対する見通しは明るく、追加の株主還元すら可能です。

 

オーエムツーネットワーク(7614)

→2024年1月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金120億円、投資有価証券22億円を保有しています。一方で負債合計は37億円であり、3/22の終値(1,501円)ベースの時価総額110億円に対して約93%のネットキャッシュがある状態です。すなわちほぼネットキャッシュ=時価総額の市場評価となっています。

→業績面ではここ10年間の当期利益が6.1~13.4億円で推移しています。食肉小売業なので、需要が一気に減る可能性は低いと考えられ、また近年は関東・関西地方の出店開拓や外食事業の拡大も行っており、スケールメリットが働いて更に業績が安定すると推測されます。

→株主還元では直近10年で減配の年はありません。3/14には増配と自社株買いを発表しています。しかしながら総還元性向は30%を下回っており残念です。大量のキャッシュを親会社のS FOODSに預けるのではなく、成長投資に、それができないならば株主還元に回してほしいものです。

 

■売り

ソフトバンク(9434)

SBIグローバルアセットマネジメント(4765)

→投資方針の変更に伴い売却しました。

→上記2銘柄は大型高配当の分類に当たると考えられますが、投資対象をキャッシュリッチな割安株にシフトしていること、ならびに大型株は投資信託に包含されていることから手放す決断を下しました。

 

名古屋電機工業(6797)

名証メイン市場から東証スタンダード市場へ重複上場するニュースを受け、需給が改善するとの見込みで短期目線で購入しました。

→実際に3/13日に東証S市場に上場し、目先の材料出尽くしと思われるため手仕舞いしました。

→利益は出たものの、相場全体も上がっていた時期なので、相対的に見ると旨味はなかったトレードかと思います。

 

シャルレ(9885)

→今後の業績と配当の安定性に不安があるため売却しました。

→この会社はネットキャッシュが時価総額を上回る典型的な割安企業のため保有していました。

→2/28に本社売却による特別利益と増配を発表し、これをきっかけにネットキャッシュ=時価総額の水準まで買われるかと期待しましたが、実際は開示翌日にGDで寄り付き、その後もジリ下げの展開となっています。

→以上より市場では配当利回りでしか見られていないと考えました。来期再来期に減配のガイダンスを出して株価が下がるリスクが有ると判断したため、一旦ノーポジです。

2024/3/11~15

こんにちは、Tagです。

 

今週は日銀の政策修正観測を受けて長期金利が上昇し、株式市場にとっては逆風となった週でした。

www.nikkei.com

3月会合でのマイナス金利解除は既定路線と思われますが、今後の金利見通しがどうなるかわかりませんので、来週も相場が大きく動く週になりそうです。一時的な値動きに一喜一憂せず、冷静に状況を見つめたいですね。欲を言えば市場が見せる隙を狙いたいですが筆者のスキルは決して高くない…ので大ダメージを受けないことに専念します。

 

また、先日購入した「わが投資術 市場は誰に微笑むか」(清原 達郎)を読了しました。著者は理論派でありながら勝負師のような側面を持っている印象を受け、市場に向き合う考えや心構えを再度考える機会となりました。印象に残った点もたくさんあるので、ブログにもまとめたいですね。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 38,707.64 -2.47 +15.67
日経平均(ドル建て) 259.70 -3.75 +9.7
TOPIX 2,670.80 -2.05 +12.86
グロース250 721.48 -4.43 +2.13

日経平均は前週比-2.47%、TOPIXは前週比-2.05%と大きく値を下げました。日銀の政策修正観測を受けて10年債利回りが上昇し、株式全般に下押し圧力が働いたものと考えられます。

その影響を真正面に受けたのがグロース株で、グロース250指数は前週比-4.43%と3指数で最もさえない結果となりました。今週の下落である程度金利上昇を織り込んだものと思われますが、今後の金利見通し次第では来週も続落し年初来マイナス圏に突入するかもしれません。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,176,570 -0.07 +8.96
  現金 212,623 -0.22 +8.11
株式 3,153,000
信用評価損益 0
投資信託 1,810,482 +0.19 +10.63

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比-0.07%と、前週に引き続き小幅マイナスでした。TOPIXの下落率が大きかったために相対ではプラスとなりました。

主力銘柄がネットネット株に偏っているため、相場が上昇する局面ではついて行けない場面が多いですが、下落局面では比較的耐えてくれるようです。

長期金利の上昇に対しては、元々PERが低い銘柄が多いため影響は少ないと考えています。ただし豊富に保有している現金の価値が徐々に毀損されていく局面に入りますので、配当や自社株買い等に回してもらえると嬉しいですね。

 

売買

■買い

なし

 

■売り

ブリーチ(9162)

→2/19に急落後のリバウンド狙いで買いました分をほぼ同値で撤退しました。

→キャッシュリッチ&PBR1倍割れで下値は堅いだろうとの目論見で入り、実際に大きく値を落とすことはありませんでした。しかしながら上値も重く、リバウンド狙いが外れたのは明らかだったので手放しました。

→決算発表前から保有している分については保有継続中です。

→新たに浮かび上がった懸念点として、レピュテーションリスクが挙げられます。売れるネット広告社のプレスリリース民事訴訟および刑事告訴の対象となった方が運営するメディア「SUAN」においてはブリーチに対する厳しい視点の記事が掲載されています。市場の注目度が高い売れる社のこのリリースをきっかけに、ブリーチ社の信用が下落する可能性は大いに考えられます。