Tagさんの株式投資記録

30代のサラリーマン/埼玉県在住/趣味はハイキングと献血。2023年:+25.2%

2024/3/18~22

こんにちは、Tagです。

 

今週は日銀の金融政策決定会合が開かれました。その結果はリーク予想通りで、かつ決定文ではマイナス金利解除後も「当面、緩和的な金融環境が継続する」としたために、市場は円安株高で反応しました。

www.nikkei.com

 

水曜日の休場を挟んで木金も株高は続き、日経平均は最高値水準で引けています。しかしながら騰落レシオは6日が250、25日は130を超えてきたので、短期的には過熱感が高まってきたと思われます。

 

来週には少し調整に入るかもしれませんが、アメリカの高金利も長期化しそうなので円安株高の構図はしばらく変わらないと考えるのが良さそうです。留意点としては為替が152円/ドルに達しようとしているので為替介入の可能性があり、それを受けた神経質な動きが相場のボラティリティを高めると考えます。

 

指数

ベンチマークTOPIX

指数 終値 前週比(%) 年初来(%)
日経平均 40,888.43 +5.63 +22.19
日経平均(ドル建て) 269.87 +3.92 +14.00
TOPIX 2,813.22 +5.33 +18.88
グロース250 755.22 +4.68 +6.91

日経平均は前週比+5.63%、TOPIXは前週比+5.33%と大きく上昇しました。しかしドル建て日経平均は前週比+3.92%と、円安の影響を受けて円建てよりも上昇率が低くなっています。

グロース250指数も前週比+4.68%と先週の下落を打ち消す上昇を見せました。しばらくは金利が急上昇する局面がないとみて、安心感から買いが入ったと思われます。

 

資産

目標:年間で資産総額の増減率>TOPIXの増減率

分類 終値 前週比(%) 年初来(%)
総額 5,278,523 +1.97 +11.1
  現金 809,351 +1.53 +9.74
株式 2,607,700
信用評価損益 0
投資信託 1,810,482 +2.79 +13.81

※入出金その他の資金移動を差し引いた増減率を計算しているので、先週の終値との単純計算とは合わない可能性があります。

※売買に伴う”見せかけの”増減をなくすため、現金+株式+信用評価損益を合算しています。

My PFは前週比+1.97%と、3週ぶりの上昇でしたが、指数に対しては半分以下の伸び率でした。

PFの中身がどんとんと小型バリュー株に置き換えられているので、今週のように指数が急変動する場面ではどうしてもついて行けないですね。しかし下落局面にも強いので、兼業投資家のように相場に張り付けない人にとっては安心して保有していられると信じ、長期的に保有したいと思います。

 

売買

今週は会社四季報の発売週であり、PFの入れ替えを実施しました。

■買い

カナレ電気(5819)

→2023年12月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金103億円、投資有価証券8億円を保有しています。一方で負債合計は2億円であり、3/22の終値(1,752円)ベースの時価総額123億円に対して約74%のネットキャッシュがある状態です。

→主力製品はケーブル・コネクタ類ですが、プロ向けを得意としており、放送業界などで採用されています。ケーブル・コネクタ類は汎用品と思われがちですが、伝送特性や信頼性など、プロユースで使用するに当たってはより高いスペックが要求されるのでしょう。B/Sには現れないブランド価値があると思われます。

→業績はここ3年間で急上昇していますが、今期は減益予想となっています。長期で見ると7~8年で周期的に推移しており、これから谷に向かうようにも見えます。しかしながら直近2回の業績の谷でも赤字を出しておらず、利益剰余金と現預金が積み増されるトレンドは変わらない可能性が高いです。

 

日本BS放送(9414)

→2023年11月30日時点のB/Sによると、この会社は現預金136億円、投資その他の資産4億円を保有しています。一方で負債合計は20億円であり、3/22の終値(902円)ベースの時価総額161億円に対して約86%のネットキャッシュがある状態です。また自己資本比率は91%と非常に高い水準です。

→業績面ではここ10年間の当期利益が11.6~18.7億円で推移しており安定しています。主力の広告収入は好不調の波があるものの、近年はアニメ製作委員会にも出資しており、日本のアニメコンテンツが世界的に注目される中、(ど真ん中ではないにしても)一定程度業績に貢献があると思われます。

→また、ここ数年は増配傾向であり、2/22終値ベースの配当利回りは3.3%です。配当性向は30%強であり、溜め込んだキャッシュも豊富であることから、配当の継続性に対する見通しは明るく、追加の株主還元すら可能です。

 

オーエムツーネットワーク(7614)

→2024年1月31日時点のB/Sによると、この会社は現預金120億円、投資有価証券22億円を保有しています。一方で負債合計は37億円であり、3/22の終値(1,501円)ベースの時価総額110億円に対して約93%のネットキャッシュがある状態です。すなわちほぼネットキャッシュ=時価総額の市場評価となっています。

→業績面ではここ10年間の当期利益が6.1~13.4億円で推移しています。食肉小売業なので、需要が一気に減る可能性は低いと考えられ、また近年は関東・関西地方の出店開拓や外食事業の拡大も行っており、スケールメリットが働いて更に業績が安定すると推測されます。

→株主還元では直近10年で減配の年はありません。3/14には増配と自社株買いを発表しています。しかしながら総還元性向は30%を下回っており残念です。大量のキャッシュを親会社のS FOODSに預けるのではなく、成長投資に、それができないならば株主還元に回してほしいものです。

 

■売り

ソフトバンク(9434)

SBIグローバルアセットマネジメント(4765)

→投資方針の変更に伴い売却しました。

→上記2銘柄は大型高配当の分類に当たると考えられますが、投資対象をキャッシュリッチな割安株にシフトしていること、ならびに大型株は投資信託に包含されていることから手放す決断を下しました。

 

名古屋電機工業(6797)

名証メイン市場から東証スタンダード市場へ重複上場するニュースを受け、需給が改善するとの見込みで短期目線で購入しました。

→実際に3/13日に東証S市場に上場し、目先の材料出尽くしと思われるため手仕舞いしました。

→利益は出たものの、相場全体も上がっていた時期なので、相対的に見ると旨味はなかったトレードかと思います。

 

シャルレ(9885)

→今後の業績と配当の安定性に不安があるため売却しました。

→この会社はネットキャッシュが時価総額を上回る典型的な割安企業のため保有していました。

→2/28に本社売却による特別利益と増配を発表し、これをきっかけにネットキャッシュ=時価総額の水準まで買われるかと期待しましたが、実際は開示翌日にGDで寄り付き、その後もジリ下げの展開となっています。

→以上より市場では配当利回りでしか見られていないと考えました。来期再来期に減配のガイダンスを出して株価が下がるリスクが有ると判断したため、一旦ノーポジです。